設計・見積もり・契約(3)
工事内訳書
見積書も、建築の専門知識のない一般の人にとっては、読み難いものですが、その仕組みさえ理解しておけば、間違いのない業者かどうか、ある程度の判断をつけることができます。
最初に、工事全体の予算を書き込んだ「工事内訳書」があります。これは仮設工事から基礎工事、木工事と工事の段階ごとに、それぞれの数量と費用を書き出し、その総合計が記されています。それに消費税を加えて、最終的に工事費がいくらくらいになるのかという合計の数字が記載されています。
明細書
ちゃんとした業者なら、各段階別の工事に関して「明細書」を添付しています。工事内役書に15段階の工事があるとすれば、それぞれの工事ごとに、個別に工事の内容、数量、単価を示し、小計としてその工事の金額が出されています。
確認のため、それぞれの工事に関して数量が設計図書と合致していることを確認して、それに単価をかけて金額を出し、小計に間違いがないかどうか見てみましょう。
近頃は、ほぼコンピュータ処理されているはずですから、計算ミスはないとは思いますが、万が一そういうミスがあった場合は、その会社の仕事が雑である可能性もあります。その小計と工事内訳書に記入されている数字との突き合わせも大事です。
業者のなかには、こういう明細書を添付せずに、工事内訳書だけでよいとするところや、明細書はあっても具体的な数量や単価を記載せずに一式でいくらといった書き方をしているところもあります。
それでは、あとで手抜きが分かっても追求できないことになりますので、ちゃんとした業者に依頼したいものです。