設計住宅評価書と建設住宅評価書
中古住宅は2つの点で評価
性能表示制度には、2段階の評価があるところに注意しましょう。ひとつは設計段階でのみ評価する「設計住宅評価書」で、もうひとつが工事中の検査も行った上で評価する「建設住宅評価書」です。
設計段階だけでなく、建設段階での評価も受けているほうが買い手としては安心できます。それに、建設住宅評価書のある住宅のほうが、引渡し後、トラブルが発生したときに何かと有利になるので、このことを知っておいて下さい。
住宅性能表示制度、品確法が始まった当初は新築住宅のみが対象でしたが、その後、少しずつ中古住宅に広げられています。中古住宅は、建築後の年数も維持管理状況も物件によって異なることがあるので、一定の基準で評価するのは難しいところがあります。
そこで現在では、2つの点に限っての評価になっています。ひとつが、建物の劣化などに関する項目で、建物の柱、梁、壁などを個別に判定したうえで、最終的にA・Bの2段階で評価することになっています。
Aはそれほど劣化の激しい部分はないという評価で、Bはいずれかの部分に劣化が認められるといった評価となります。
もうひとつが腐朽やシロアリによる蟻害に関する項目です。これは木造の部分がある住宅に限られますが、腐朽、蟻害の影響の有無を表示します。
まだまだ十分とは言い切れない内容ですが、専門家があらかじめ評価してくれれば、そのまま一定期間は安心して住めるかどうかの判断の目安となります。