コミュニケーションの必要性
完璧ではない防犯
各種の犯罪が急増し、その一方で検挙率は急速に低下しており、なかでも増加しているのが住宅への侵入盗です。このため、住宅メーカー各社も防犯を意識した住宅の開発に余念がありません。
なかには全住宅が防犯仕様を前面に打ち出しているところもあります。ピッキングに強いディンプルキーを使用し、かつダブルロックで窓は防犯ガラスだと安心感が違います。それにセキュリティ会社と提携したシステムがついていれば、もうすっかり大丈夫という気になってくるものです。
ですが、セキュリティシステムがついているといっても、実際に警備会社の担当者が現場に到着するまでは約10分ほどかかりますし、犯人を逮捕してくれるわけではありません。
あくまでも、遠隔操作による監視役でしかないのです。ダブルロックや防犯ガラスだって、いずれまたそれを上回る手口の犯罪集団が登場してくるという可能性も否定できません。
コミュニケーションが大切
ですから、空き巣や強盗の侵入を許さない街であることが重要なのです。ある調査では、空き巣が侵入を断念した理由として「声をかけられた」ということが多く挙がっています。また、侵入に5分以上かかる場合には諦めるという結果もあります。
すなわち、住宅の防犯機能もさることながら近所のコミュニケーション、声かけが大切ということです。知らない人がいれば声をかける、注意するといった近所のコミュニケーションが求められています。
物件購入後には、そういう付き合いに面倒くさがらず加わっていくという姿勢が必要と思われます。大規模物件なら、地域のコミュニケーションまで配慮している物件を選んだほうがいいでしょう。